10年ほど使った RIMOWA のスーツケースがだいぶへたってきたのと、30代後半になり、年相応のいいものが欲しいということで、グローブトロッターのスーツケースを購入しました。
色はグリーンとコロニアルブラウンで長らく悩んでいたのですが、福岡の岩田屋で見かけた限定モデルにもかなり惹かれましたね。アイボリーのやわらかい雰囲気がありながらも、ブラックのレザーが全体をグッと引き締め、やわらかさと高級感が共存した商品でした。ロイヤルスイートコレクションを思い起こす配色です。この3つで数ヶ月悩み、ブリティッシュグリーンにブラウンという、イギリスらしいクラシカルな配色が決め手となり「センテナリー 30インチ エクストラディープ グリーン」に決めました。
日本で買うか、イギリスで買うか
「センテナリー 30インチ エクストラディープ グリーン」の日本での販売価格は253,800円。なかなかグッとくるお値段です。一方、2017年1月時点で、本国イギリスでの販売価格は1,290ポンドで、VATの還付を考慮すると150,000円程度で買える計算でした(還付率20%の場合)。日本よりも10万円ほど安く、当時はJALマイルが20万マイルほどあり、観光を兼ねてイギリスで買うことも考えました。
ただ、イギリスは出国税が高く、ロンドンからJALの羽田便のビジネスクラスに特典で乗る場合、出国税その他諸税の合計額は約3万円。この時点で日本との差額は約7万円に縮まります。さらに、伊勢丹ではTポイントが使え、使い道のないTポイントが数万円ぶんあったので、日本とイギリスの価格差はもはや大きな差ではなくなっていました。保証の問題もあり、結局、日本で購入することにしました。
※現在のイギリスでの販売価格は1,485ポンドで、2017年1月よりも15%ほど値上がりしてます。現在のレートでVAT還付を考慮すると約180,000円で買える計算です(還付率20%の場合)。
7ヶ月の使用レビュー
購入してからの7ヶ月で、タイ2回、ハワイ1回と、合計3回の旅行で利用する機会がありました。とにかくよく褒められ、使っていて気持ちがいいですね。空港やホテルのスタッフ、タクシーのドライバー、時には旅行者からも声をかけられます。
バンコクのオークラ・プレステージに宿泊した際には、ドアマン、ポーター、受付のスタッフと3人連続で声をかけられました。てっきり特定ブランドの利用者に対する声がけの指導がなされているのかと思ったほどです。後日、ドアマンと世間話をした際に「君のスーツケースは日本製?なんていうブランドなの?」と聞かれたので、そういうわけでもなさそうです。「イギリス製でエンポリアムにも売ってるよ」と伝えたら「かっこいいから日本製だと思ったよ」と言っていました。
3回の旅行の6回のフライトすべてJAL便の利用で、ビジネスクラスが5回(うち1回はインボラアップグレード)、エコノミークラスが1回で、チェックインはすべてJGCカウンターで行いました。クラスに関係なく、すべてのケースでビニールのカバーを無料でかけてくれました。フライト中についた大きな傷はありません。「カバーをおかけしますか?」と聞かれたこともあれば「ビニールのカバーをおかけしてよろしいでしょうか?」と丁寧に聞かれたこともあります。バンコクのスワンナプーム空港では、チェックイン担当とは別のスタッフの方が、何も聞かぬまま無言でカバーをかけてくれました。
使い心地に関して
スーツケースに50〜70%程度荷物を詰めた状態で引くと、重いものが下に集中して、スーツケース自身が直立しようとするため、よく踵に当たります。これはお店で試した際には気づかなかったですね。体の横で引くと大丈夫です。羽田利用時はタクシー利用が多く問題ないのですが、成田利用時は山手線と京成スカイライナーを利用するので、ラッシュアワーと重なると嫌な汗をかきます。
収納に関して
荷物が少ないので26〜28インチでもよかったのですが、店員さんから「引きやすさ重視で大きいサイズを選んだ方がいい」とのアドバイスを頂きました。実際に使ってみるとその通りで、最近は旅先で靴を買う機会が多く、30インチを選んでよかったです。価格差もそんなにないですしね。
また、まんなかにディバイダーがないため、靴の箱やハットなど、大きなものを収納できる点もいいです。次回はこの辺りにスポットを当てて、パッキングについての記事を書きたいと思います。
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